今回はリスティング広告についてお話をしたいと思います。ホームページを開設している動物病院が多数派の現在、チラシやDM(ダイレクトメール)、看板広告だけではなく、インターネット広告に注力するのもひとつの広告手段です。
しかし、何千、何万と存在する動物関連のサイトのなかから、自分の動物病院を見つけてもらうためには、さまざまな工夫が必要です。そのなかでも、サイトの顔となる導入文や見出しは、人や読者をひきつけるものでなければいけません。今回は、リスティング広告における見出しの大切さについてお話ししていきます。
そもそもリスティング広告とは?
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果に連動して表示される広告のことです。たとえば「愛知県 動物病院」などのキーワードで検索することで、ページのトップに広告が表示されるようになります。おのずと自分の動物病院の認知が広がるようになり、クリックされる確率も格段に上がります。
リスティング広告を出稿するときには、一般的な看板広告同様に出稿料が発生します。しかし、1枚数万円はかかる看板広告とは違い、リスティング広告は月1,000円程度から広告を出すことができるのです。
リーズナブルな価格設定はリスティング広告ならではの魅力ですが、広告文やキーワードを自分で設定しなければならないため、プロの知見を借りて出稿している動物病院が少なくありません。しかし、リスティング広告の出稿自体はそう難しくなく、いつでも誰でも出すことができます。
そんなリスティング広告の工夫は多種多様ですが、クリックしてもらうためには、まず見出しを凝らなければいけません。どのように設定していけば良いのか、見ていきましょう。
このリスティング広告はバナーの設定が重要と言われています。詳細は以下の記事をご覧ください。
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見出しの設定方法
リスティング広告を自分で制作するときには、当然のことながら見出し&ディスクリプションを自分で決めなければなりません。そう長い文章ではないため、簡単と思われるかもしれませんが、このふたつに魅力がなければクリックをしてもらえないため、魅力的な内容にする必要があります。
画像の検索結果をもとにポイントを説明していきます。
①「公式」の文字を入れる
かつて広告主の指名キーワードをアフィリエイターが購入する違反行為が起こったことにより、「公式」の文字を入れて、本物であることを訴求する広告主が増えています。事実、見出しで公式訴求をするとクリック率やコンバージョン率が上がるという結果も出ています。大きな動物病院であれば、ぜひ見出しに入れてみてください。
②具体的な数字を入れる
看板広告にも同じことが言えますが、数字は顧客の心を大きく揺り動かすものです。こちらのサイトのように、来院者数や販売数など、動物病院関連の具体的な数字を入れたほうが、見た人の心を掴めるでしょう。端的に動物病院の魅力を伝えられます。
③動物病院のキャッチコピーやコンセプトを入れる
動物病院のキャッチコピーやコンセプトは、言わば病院の顔です。個性的なものであれば、顧客の心に残るため、ぜひ見出しに入れてみてください。この場合、【】でくくるとフレーズをより強調することができます。
キャッチコピーの考え方については、以下の記事で触れていますのでぜひ参考にしてください。
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④年月を入れる
誰しも検索するのであれば、最新の情報が欲しいものです。数年前、なかには10年以上前の情報が残っているインターネット上で、最新の情報に更新していることを伝えるためには、見出しに年月を入れることをおすすめします。
⑤続きが気になる見出しでサイトに誘導をしよう
見出しでは、動物病院のサイトであることをしっかり伝えることも重要ですが、それだけで満足させてしまっては、誘導につながりません。ディスクリプションには、提供しているサービスを途中まで書いて、誘導を図ります。また、「〇〇について気になる方は、ぜひ当院にご相談ください」などのフレーズも定番ですが有効です。
これ以外にも重要なポイントは以下の記事で説明しています。ぜひ参考にしてください。
リスティング広告では、見出しは35文字程度、ディスクリプションは110~130文字程度が理想的と言われています。限られた文字数のなかで、閲覧者を上手に誘導する文章を考えましょう。特に見出しの前半部分に、キーワードや重要なフレーズを持ってくると効果的です。この手法はリスティング広告だけではなく、SNSやブログなどさまざまなサイトで使えるため、ぜひ応用してみてください。クリック数などを定期的にチェックすることで、誘導しやすい見出しの作り方がわかってくるはずです。