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常に仕事のモチベーションが高ければ、どのような業務もサクサクこなしていけるでしょうが、人間である以上気持ちにはムラがあります。

しかし、それでもやらなければならないのが仕事です。

どうしても仕事に前向きになれないときには、どのような方法で自分を奮い立たせることができるのでしょうか。

今回はモチベーションが上がらないときでも仕事に向き合えるようになる方法について紹介したいと思います。

モチベーションが続かない理由

コインの瓶を持ってテーブルに座っている男

最初はものすごくやる気があったにもかかわらず、しばらくして嘘のように興味がなくなってしまった経験があなたにもありませんか?いわゆる「三日坊主」はこのような心情の変化が原因で起こるのだと考えられます。

ものすごくやる気が溢れている際には、興奮時に分泌される脳内ホルモンのアドレナリンが分泌されている状態です。その状態にある際には、つい高い目標を設定したり、思いつきで行動しようとしたりする傾向にあります。

しかし、アドレナリンの分泌状態は長くは続きません。興奮状態が覚めてしまうと、途端に面倒くさくなったり、目標が高いと感じたりと、さまざまな変化が訪れます。さらには人間は新しい変化に抵抗して、安定を求める習性があります。新しい施策を取り入れようと思っても、モチベーションが下がると途端に抵抗したくなってしまうものです。

常にモチベーションを一定に保つためには、気持ちが高ぶっているときに目標をむやみに設定しない、現実的に実現可能な施策を考えるなど、冷静な姿勢が求められます。

モチベーションが低いときにも高いパフォーマンスを発揮する方法

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モチベーションに左右されないコツをここまでで説明しましたが、それでもやる気があるときもあればないときもあるでしょう。院内の人間関係のトラブルやプライベートな問題が生じて、乗り気になれないこともあります。そのような際にも極力高いパフォーマンスを発揮できる工夫を5つ紹介します。

退路を断つ

わかりやすく言えば、「やらざるを得ない状況を作り出す」ということです。ソフトバンクグループの孫正義会長は著書で自分自身を「弱い男」と称し、自ら退路を断ってやらざるを得ない状況を作りだし、困難に立ち向かっています。孫氏は15歳の時、入学したばかりの有名進学校を退学し、あえて戻る場所を捨てて全く英語がわからない状態でアメリカ留学をしたそうですが、これは代表的な「退路を断った」エピソードではないでしょうか。どう転ぶかはわからないけど、とにかくやってみる、やるしかない、という状況を自ら作り出すことで、ビジネスの方向性が変わっていくかもしれません。

極限までハードルを下げる

ハードルの高い仕事は、達成するにも時間がかかります。遠い道のりを思うだけでうんざりしてしまい、ますますモチベーションが下がってしまうでしょう。そのようなときの対策として、思い切りハードルの低い仕事を用意しておくことも大切です。ただサインを押すだけ、ただごみを捨てるだけなど、誰でもできる業務から着手し、小さな達成感を覚えていくことで、モチベーションを徐々に上げていくことができます。このときに大切なのは、自分自身を褒めるということ。「単純作業だから誰でもできる」と卑下するのではなく、「今日はこれだけのことができた」と自分を褒めることで、気持ちを上げていけるでしょう。

サンクコストを意識する

以前のブログで紹介した「サンクコスト」を覚えているでしょうか。サンクコストとは、すでに投資した事業から撤退しても回収できないコストのこと。これまでに費やした労力やお金、時間などを惜しむあまり、ビジネスの意思決定に影響を及ぼすことを「サンクコスト効果」と呼びます。

あまり良い意味に使われないサンクコスト効果ですが、あえて投資をすることでやらざるを得ない、やるしかないという気持ちを起こすときには効果的です。新しい事業や施策に投資をして、やるしかないという気持ちを起こすことも時には大切かもしれません。

ライバルを意識する

「あの動物病院の同行が気になる」「あの獣医師がどうしているのか知りたい」など、誰でも一人や二人、動向を意識してしまう存在がいるものです。ライバルと言い換えることもできるでしょう。モチベーションが上がらず、仕事に身が入っていないときにはそのライバルの存在を意識してみてはいかがでしょうか。「自分が停滞している間に差をつけられてしまうかも」と思えば、居ても立っても居られなくなって、行動に移せるようになるかもしれません。過度に意識しすぎるのは問題ですが、ライバルは決して無意味な存在ではありません。

宣言をして代償を決める

「この日までにこの目標を達成できなかったら、来月1ヶ月間は自分が掃除を担当する」など、罰を決めて周りに公言する手段はシンプルですが、大変効果的です。人の目があること、そしてわかりやすい罰があることで、人は嫌でも「やらなきゃ」という気分になれます。とてもわかりやすいので、院内の雰囲気がだれていると感じた時にはこういった手段を取り入れてみるといいかもしれません。

モチベーションが下がったときには、上げる方法を考えるのも面倒くさくなるものです。そうなる前に今回の記事の内容をぜひ頭の中に入れておいてください。

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