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お金をかけて広告を出稿する以上、リリース前には必ず内容をチェックしましょう。

誤字脱字は当然のことながら、全体的な内容を見直して、「本当にこれで良いのか?」とスタッフ全員に確認を取るようにしてください。

今回は動物病院の広告のチェックをするときにおさえておきたいポイントをまとめて紹介します。

①数字は正しく設定できているか

金額やキャンペーンの日程、販売個数など、広告には各種数字がつきものです。数字は見る人にもっともインパクトを与えるものであり、万が一誤ってしまった場合、原則的に修正はききません。

さらに、広告を打ち出すたびにころころと数字の設定を変えると信頼を失ってしまうことも。そのようなことがないように、「数字に誤りがないか」また「そもそもこの数字設定で良いのか」を何度も確認するようにしましょう。

また、複数の動物病院の広告を用意して、劣っているところはないかどうかを確認してみてください。特に金額面が相場よりも高いと、飼い主さんはなかなか足を運ばないものです。他院の動物病院の広告を見ることで相場を理解でき、適切な数字設定をできるようになります。

②広告文は短く、わかりやすいものになっているか

広告はビジュアル重視になりがちですが、文章も非常に重要です。テキストで飼い主さんに訴えかけることができなければ、大幅な来院者アップは期待できません。

広告では、限られたスペースにわかりやすく、まとまった文章を記載する必要があります。何度も口に出して読み返し、冗長な文章になっていないか、自分の動物病院の魅力が伝わるものになっているかを、よく考えてください。

スタッフから意見を募るのも有効です。

③ビジュアル全体を見直す

広告に載せる画像やイラストが本当に自分の動物病院らしいものか、またそのビジュアルに添えるテキストのフォントがマッチしているのか、全体的に見て考えましょう。

少しでも違和感を覚えるようであれば、少しずつ変えてみて、もっともしっくりくるものを選ぶようにしてください。背景色を変更するだけでも、大きくイメージは変わってきます。

広告代理店に依頼をしている方は、プロの営業担当者に相談してください。

④必要な基本情報はすべて記載できているか

Newspaper, News Media, Print Media, Teatime, Tea Time

どんなにビジュアルやテキストがすぐれていても、連絡先がわからなかったり、所在地が不明だったりすると、飼い主さんに興味を持ってもらえません。

あまり記載しすぎると情報過多になり、まとまりのない印象がありますが、せめて

  • 動物病院名
  • 住所
  • 電話番号
  • URL

の4つは載せてください。

スタイリッシュさを意識するあまり、基本情報を明確にしていない広告がありますが、これは逆効果です。

特に初めて広告を打ち出すときには、基本にのっとってわかりやすい広告を心がけましょう。

⑤広告手法に誤りはないか

以前は広告と言えばチラシやビラが主流でしたが、最近はインターネット広告が当たり前になりました。また、予算がある動物病院は看板広告を多用することがあります。もし、いつも特定の広告にこだわっているのであれば、少し視野を広げてさまざまな広告を打ち出してみるのはいかがでしょうか。インターネット広告でもリスティング広告は費用がかさみがちですが、SNSであればほとんど無料でアピールすることができます。改めて自分たちが制作した広告を他の媒体にも活用できないかどうかを考えてみてください。

⑥発信する時間帯や日程は適切か

Time, Alarm Clock, Clock, Watch, Hours, Minutes, Old

たとえばSNS広告を出稿する場合、人がスマホを見ていることが多い夜18~21時の時間帯に発信すると良いです。視聴してもらえる可能性が高まります。反対に深夜の時間帯や朝9~12時は就寝していたり、仕事をしていたりする人が多いため、広告効果を感じられないことも。

ほかにもダイレクトメールでキャンペーンを告知するときには、キャンペーン開始の1週間前を目安に郵送を開始します。始まってからでは遅いですし、あまりに早いとキャンペーンの存在自体を忘れられてしまうおそれがあります。広告の内容だけではなく、発信するタイミングも非常に重要です。

⑦購入や来院の導線をきちんと敷いておこう

広告を見て「良いな」と感じてもらえたとしても、購入やアクセス方法がわかりにくいということであれば、集客を期待できません。飼い主さんがストレスなくサービスや商品を利用できるように、わかりやすい地図を作成したり、QRコードを載せたりすると、良い導線になります。こういった工夫を最後にひとつプラスするだけで、集客が変わってくるかもしれません。

 

広告づくりに集中している過程では、どうしても視野狭窄に陥りがちで、全体としてみたときにまとまりがないと感じることも。そうならないようにほかの動物病院と比較しつつ、自分の動物病院ならではの良さを取り入れてください。完成後は一旦時間を置いてから確認すると、冷静に判断できるようになります。

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