woman in blue denim jacket holding yellow sticky notes

前回のブログでは、動物病院におけるキャンペーンの理想的な長さをお伝えしました。それと同時に、キャンペーンは実施するだけではなく、告知することも大切であるとお伝えしました。

今回はこの”告知方法”にスポットを当て、理想的な告知方法と得られる効果について紹介したいと思います。

キャンペーンを実施する予定の方や、告知方法が分からないという方はぜひ参考にしてください。

関連記事:長すぎるキャンペーン期間はNG!ベストは2週間

動物病院のキャンペーン告知の必要性

前回の復習になりますが、動物病院のキャンペーンの理想的な長さは約2週間です。決して長い期間ではありませんが、これ以上長くするとキャンペーンが中だるみして、さほど飼い主さんが来院しない可能性があります。

しかし、2週間というのはキャンペーンの認知が広まっていなければ、集まりにくい期間とも言えます。キャンペーン期間の2週間で確実に来てもらうためには、事前の告知に力を入れる必要があります。事前に告知をしておけば、認知度と期待度が高まって、想像以上の反響があるかもしれません。

効果的なキャンペーンの告知方法

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そんな動物病院の告知方法は、今の時代にあって多様化しています。かつては広告チラシや看板が一般的でしたが、最近はインターネットの普及により、選択肢が広がってきました。

たとえばSNS。わずか数百文字で気軽に発信できるうえ、画像や動画、URLも添付できるので、自分の動物病院の魅力をしっかりと伝えられます。XやInstagram、FacebookとSNSの種類は豊富ですが、なかでも利用者が多く、充実した情報を届けられるInstagramとFacebookはおすすめです。

そして、SNSの最大の魅力は何度発信しても無料であるという点にあります。そんなSNSは長期間放置していると、どんどん情報が流れてしまうため、なるべくこまめに情報を流しましょう。キャンペーン前はできれば1日に1回、少なくとも3日に1回の投稿をおすすめします。

また、複数の動物病院を展開している大病院であれば、プレスリリースを出してみるのもひとつの手です。新聞社や雑誌社、Webサイト運営業者の目に留まりやすくなり、魅力的なキャンペーンは取り上げてもらえるかもしれません。読み手に魅力が伝わるライティングスキルが求められますが、一度投稿してみるのも悪くないでしょう。

DMは定番だけど必須の宣伝方法

person holding black iphone 4

「インターネット上では、SNSでキャンペーンを告知しているから大丈夫」と思い、それで終わらせてしまうのはおすすめできません。SNSは不特定多数に対して発信するものであり、いつも来院してくれている飼い主さんにはピンポイントでアピールできていません。これでは、キャンペーンを認知してもらえない可能性があります。

特定の飼い主さんやリピーターにアプローチをする方法と言えば、やはりDM(ダイレクトメール)が思い浮かびます。DMを使って直接キャンペーンを告知すれば、飼い主さんも「自分のことを覚えていてくれた」と、好意的に捉えるかもしれません。

DMは、はがきで郵送する方法とEメールを送る方法のふたつが主流です。それぞれにメリット・デメリットがありますが、確実にキャンペーン内容を知ってもらうためには、郵送がおすすめ。送料こそかかりますが、ほぼ確実に認知してもらえるでしょう。

反対にEメールは無料で一斉送信できる点がメリットですが、大量のメールの中に埋もれてしまうおそれもあります。 

DMを作成する時には、キャンペーン内容を目立つところに入れましょう。画像やロゴを入れて目立たせるのもひとつの手です。キャンペーン内容以外にも、ちょっとした動物病院やペットの情報を取り込んで送るようにしてください。

長期間のキャンペーンでもDMはマスト

理想的なキャンペーン期間は2週間ですが、動物病院によっては長期のキャンペーンを打ち出すこともあるでしょう。長期間キャンペーンは、飼い主さんにとってはありがたいものですが、忘れられてしまうおそれもあるため、動物病院は何度もDMを送信しましょう

SNSと違って長文になるDMをまめに送るのは難しいかもしれませんが、できれば週に1回は送信することをおすすめします。ハガキだと送料がかさむため、Eメールとハガキを使い分けて負担を軽くしてください。

キャンペーンの理想的な期間は2週間とされていますが、理想的な告知の期間はありません。キャンペーン終了直前まで、根気よくアピールする姿勢を忘れないでいましょう。ぜひこちらの記事を参考にしてください。

関連記事:キャンペーンへの誘導は締切直前が効果的!駆け込み需要を狙おう

DMの内容は一回ごとに変えよう

まめにDMを送るのは素晴らしい努力ですが、何度も送っていると書く内容がマンネリ化します。それでも毎回、必ず少しずつ文章を変えるようにしましょう。全く同じ内容であると、「また今回も同じか」と思って見過ごされてしまう可能性があるためです。冒頭の挨拶文や自分の動物医院のおすすめメニューに変化をもたせると、マンネリな印象になりません。文章の最後でキャンペーンを告知すると印象にも残りますし、内容もまとまります。動物病院のスタッフを当番制にしてDMを作ってもらうと、1人1人の個性が出て良いかもしれません。

オフラインによる事前告知も忘れずに

SNSやDMなど、いわゆるオンラインの告知には多くのメリットがありますが、チラシや広告の配布、ポスターや看板の設置といった、オフラインの告知も忘れずに行いましょう。

特に年齢層が高めの動物病院では、SNSやメルマガを見ていないという飼い主さんの割合が高くなります。リアルな場所での出会いを大切にして、来院してくださった飼い主さんに直にチラシを渡してPRするなど、地道な努力を怠らないようにしましょう。

スタッフに家族や友人への告知をお願いしたり、あなた自身が会合や研修などの機会に参加者へ告知を行ったりするのも、決して無駄ではありません。このときにもきっとチラシが活躍してくれるはずです。

直接宣伝されることで飼い主さんの記憶にも残りやすくなり、キャンペーンに参加していただける可能性が高ま士ます。

チラシの作成方法ですが、今は無料のテンプレートを利用しておしゃれなものができる「Canva」や「Adobe Express」といったサービスが多く存在します。コストを少しでも抑えたい方や、短時間でササっと作成したい方は、このようなサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

素敵なキャンペーンを思いついたときほど、魅力を広く知ってもらいたいものですよね。そのためには、DMやSNSなどといった方法で必ず告知を行いましょう。集客力は確実に高まるはずです。そして告知はたった一回きりでは、大きな意味を成しません。チラシや郵送など、さまざまな手段を駆使してぜひ告知を行ってみてください。

また、定期的なキャンペーンの実施を計画している動物病院も多いかと思います。その際には、ぜひ以下の記事も参考にしてください。

関連記事:キャンペーンは定期的に開催してブランディングをしよう

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