あきらめません, モチベーション, ライブ, 勇気, 生活を楽しみます, 自信, お楽しみください

これまでこのブログで何度も動物病院の経営方法について紹介してきたかと思います。

「ブログ読んだよ」と声をかけてくださる同業者の方や、知人・友人から声をかけられると、とてもうれしいものですね。これからもよろしくお願いいたします。

そんなブログですが、気になったことがひとつあります。

同業者にブログの話を振られた際、「このブログを読んで、何か役に立ったことはありました?」と聞いてみたのですが、「やってみたいけど、自分には無理だよ」と返されたのです。

ちょっと残念な気もしましたが、チャレンジする前から「自分には無理だから」「才能がないから」といって諦めてしまった経験は、誰しも一度くらいあるのではないでしょうか。私もそうです。

なぜ、人はこのような気持ちになって、試すこともせずに諦めてしまうのでしょうか。

今回は思い込みで諦めてしまう人の心理と、解決策について考えてみたいと思います。

経験や謙遜がチャレンジ精神を奪ってしまう

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「自分にはできない」と思い込んで、すぐに諦めてしまう原因は個人の性格にもあると私は考えています。成功体験が幼少期から少なかった人や、親からあまり褒められた経験がない人は自己肯定感が低く、周りから勧められても「自分には無理だから」と後ろ向きになる傾向が強い気がします。

個人的には日本人の美徳とされるに「謙虚・謙遜」という姿勢にも問題があるように思えます。「自分はすごくありませんから」と謙遜のつもりで言っていたのに、それが言霊となって返ってきて、「自分は大したことない人間だから」といつの間にか思い混む癖がついてしまっているのです。これは大変もったいないことではないでしょうか。性格を今から変えるのは難しいことですが、考え方は少しでも今からでも変えていけると私は信じています。プラス思考になれる習慣については、のちほど紹介していきます。

ノーシーボ効果とプラシーボ効果

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オックスフォード大学感情神経科学センターのエレーヌ・フォックス教授は、脳は思い込みによる不安を、現実と判別できずにキャッチしてしまうことがあると唱えています。その結果、思い込みが自分の行動にも悪い影響を与えてしまうのです。何かにチャレンジしようと思っても、「どうせ自分なんか何をやってもダメな人間だから、やっても無駄だろう」と考えてしまうのは、典型的な思い込みによる悪影響です。この悲観的な作用はノーシーボ(ノセボ)効果と呼ばれています。

ノーシーボ効果の影響を受けやすい心理状態にあると、何をするときにも余計な緊張が加わってパフォーマンスが低下し、本当に悪い結果を生んでしまうようになるのです。

実際にカリフォルニア州立大学バークレー校のキャメロンヘンダーソン心理学教授が実験したところ、自信が高く自己肯定感が高い学生ほど高い評価を集めやすいことが分かっています。

ノーシーボ効果と対をなす言葉にプラシーボ効果というものがあります。ただのビタミン剤を頭痛薬と思って飲んだところ、頭がすっきりしたという事例は、プラシーボ効果の典型例です。

プラシーボ効果では、思い込みによってエンドルフィンやドーパミンなどの脳内物質が分泌され、人のやる気やひらめきを向上させる効果があると言われています。思い込みが強くても、人に迷惑をかけるわけではありません。それならばポジティブ思考で、プラシーボ効果を強く感じられる人になったほうが得といえるでしょう。

些細な進歩をハッピーに感じられる人になろう

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私の周りでネガティブ要素が強い人を見ると、完璧主義の傾向が強いような気がします。完璧主義は決して悪いことではありませんが、目標や理想を高く掲げすぎてしまい、それが叶わなければ「自分はダメな人間だ」と思い込んでしまっているのです。それならば最初は目標を小さめに設定して、少しずつクリアしていくのはいかがでしょうか。小さなことにも達成感を味わうことで、自己肯定感を高められ、ネガティブ思考からポジティブ思考に変えていけるかもしれません。

動物病院の経営改善策を考える経営者のなかには、SNSアカウントを設定する方がいます。そのときには「フォロワーを1,000人にする」と大きな目標を決めるよりも、まずは30人や50人から設定してみると良いでしょう。また、すぐに効果が出なくても、最低でも半年間は続ける努力をしましょう。「継続は力なり」で、最初はフォロワーが少なくてもちょっとしたことをきっかけにフォロワーが大きく飛躍した人は何人もいます。もちろん、他の改善策についても同様です。

 

「自分は何をやってもダメだから」「向いていないから」というネガティブな思い込みを変えていくことで、仕事だけではなくプライベートも充実するようになり、人生が楽しくなっていくはずです。まずは小さなことから始めてみて、ちょっとした成功にも喜べるようになれば心が豊かになり、明るい動物病院づくりにつながっていくと私は考えています。嫌なことが続くとついネガティブ思考に陥りがちですが、そんなときこそ「前向きな思い込み」を意識してみましょう。

 

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