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何事も基礎基本が大切と言われていますよね。

「そんなこと改めて言われなくてもわかってる」という方もいるかもしれません。

しかし、今回あえてこのテーマを持ってきたのは、基礎基本をないがしろにしてしまう方が多いのではないかと感じるためです。

かく言う私自身も、忙しかったり面倒だと感じてしまったりするときに基本を怠りそうになることがあります。

自分自身への戒めの意味も込めて、今回はなぜ基礎基本が大切なのか、できていることでどのような成長ができるのかについてお話したいと思います。

そもそもなぜ基礎基本が大切なのか

芝生のフィールドの近くの道路を走っている男

「基礎基本が大事」であることは勉強、スポーツ、そしてビジネスとさまざまな分野で言われていますが、その理由を説明できる人は決して多くはありません。ここでは改めて基礎基本の大切さを考えてみたいと思います。

自信を植え付けることができる

基礎基本が身についていると、「それだけ自分は頑張ってきた!」と自信が持てるようになります。自信が持てれば、少々の無理難題やイレギュラーが発生しても、焦ることなく対応できるようになるはずです。さらに言えば、基本ができていると周りからも信頼を得て、良好な人間関係を築きやすくなるでしょう。

業務のスピードが上がる

当然のことながら、慣れている業務であればあるほど仕事のスピードは上がります。ルーティンワークこそ基礎基本を強固なものにして、短時間で済ませられるようにしたいものです。業務のスピードが上がれば余った時間を他の業務に割くことができ、効率的な経営を実現できるでしょう。

冷静な判断ができるようになる

自信が生まれることによって、周りの情報や噂に振り回されることなく、冷静に客観的な判断ができるようになります。周りを見ることができれば応用も効くようになり、難易度の高い業務にも積極的に取り組めるようになるはずです。

ビジネスにおける基礎基本

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一流のプロ野球選手でも毎日素振りは欠かさないとよく言いますよね。スポーツの基礎基本はわかりやすいものですが、ビジネスにおける「基礎基本」の定義はわかりにくいと感じる人もいます。肝に銘じておきたい「基礎基本」とはどのようなことでしょうか。

あいさつ

誰にでもできる基礎基本でありながら、意外にきちんとできていない人が多いビジネスマナーと言えば挨拶です。そのときの気分で声の大きさが違ったり、相手の目を見ずに口だけであいさつをしていたりすることはありませんか。飼い主さんだけではなく、院内のスタッフや外部業者にもあいさつをきちんとしていますか。「あいさつは心の窓を開く鍵」という言葉の通り、あいさつはすべてのコミュニケーションの基本です。そしてビジネスに欠かせないものです。まずは1日きちんとすべての人にあいさつできているかどうか、振り返ってみましょう。

理念や規範の厳守

あなたの動物病院にも経営理念や規範が定められているかと思います。そのなかにはあなた自身が決めたものもあれば、先代から受け継いでいるものもあるでしょう。決められているものは、現経営者であるあなた自身が率先して意識すべきです。「知らない」は問題外ですが、日々の業務に慣れてしまうと意識することも少なくなるでしょう。時代が変わってだいぶ少なくなりましたが、今でもなお朝礼で社訓や企業理念を従業員全員で唱和している企業が存在します。「パワハラ」と取られてしまう可能性もあるため、積極的にはおすすめしませんが、時には理念や規範をスタッフと再確認する機会を設けてみて下さい。

報連相

ビジネスのもっとも基本的なコミュニケーションである「報告・連絡・相談」をまとめた言葉が「報連相」です。これもあまりに基本的過ぎるがために、ついおざなりになってしまうことも。「何度も足を運んでくださっているから」と常連の飼い主さんへの報告を省略したり、「もうわかっているだろう」と自己判断してスタッフへの連絡を怠ったり…。しかし、これが後々トラブルへと発展する火種になることがあるのです。これを読んで思い当たる節があるあなたは、1日報連相を意識して過ごしてみて下さい。おそらくあなたが思う以上に報告・連絡・相談が必要なシチュエーションがあるはずです。

PDCA

これは新しい施策やキャンペーンを行うときに心がけておきたいものです。PDCAとはPlan(計画)・Do(実行)・Check(確認)・Action(改善)の頭文字を取ったもので、仕事の基本的なフローのこと。定期的なキャンペーンをなんの見直しもなく、ダラダラと継続していることはありませんか?開始当初はじっくりと計画を練り、効果を測定していた施策も、慣れてくると「今年も去年と同じくらいの効果を期待できるだろう」と大雑把な見通しになってしまうのです。この姿勢でいると時代の流れにも気づかず、いつか当てが外れて損失を出してしまうかもしれません。どのような施策であっても、始める前にはじっくり検討して最大限の効果を挙げられるように努めましょう。

 

基礎基本が大切だとわかっていても、つい忘れてしまうというあなたは、「1ヶ月にこの日!」と決め、その日にはどのようなことがあっても基礎基本に立ち返るようにしましょう。習慣をつけることによって、定期的に初心に返ることができます。基礎基本を積み重ねることで、仕事での応用が効くようになります。

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