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今回のブログでは、目的を持つことの大切さについて考えてみたいと思います。

目的は仕事においてはもちろんですが、プライベートのシーンでも意識することが重要です。

そもそも私たちは日常生活において、意識している・していないに関わらず、目的をもって行動しています。

空腹を満たすために食事をする、人と会うために電車に乗る、身だしなみを整えるために美容院に行く…。

どのような行為も深掘りすると、「〇〇するため」という目的に行き着くはずです。

仕事の場においてはこの「目的」を意識していることで、悩んだ時にも立ち返って改善策を考えることができるようになります。

目的を見失わないようにするためにはどうしたら良いのか、一度考えてみてください。

目的を見直すときには手段から順に辿って考える

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目的と手段は切っても切れない関係にあります。例えば「動物病院の経営を改善する」ことを目的においた場合、おそらくあなたは改善の手段として「新商品の開発・販売」や「診療サービスの拡充」「接客の質の向上」を掲げるでしょう。そして、それを達成するために従業員教育を行ったり、業者と新しい設備の導入を打ち合わせたりしますよね。こうすることで目的と手段の連鎖構造ができていくのです。

 

しかし、これらの手段がすべていくとは限りません。せっかく新しい診療サービスを開始したのに、思ったよりも売上が伸びないということもあるでしょう。そのときには、もう一度目的に立ち返って考えるようにしてみてください。新しい診療は本当に経営改善に必要だったのでしょうか。もしも、収益を悪化させる原因になっているのであれば、なぜそうなってしまったのか、連鎖構造を辿って考え直す必要があります。

このように目的を連鎖構造のてっぺんにおいて手段を考えていくことで、迷ったときにも方向性に迷わなくなるのです。施策を考えるときには、まずは必ず目的から考えてみましょう。

目標は抽象的ではなく具体的なものにする

先ほどは例として「動物病院の経営を改善する」という目的を挙げました。ここで注意しておきたいのは、目的と目標を一緒にしてはいけないということです。以前のブログでもお話しましたが、目的は最終的に到達したいゴールであり、目標とはそのゴールまでに設定される指標のことで、明確な違いがあります。

 

目的と同じくらい目標の設定も大切なことですが、抽象的なものが多い目的とは異なり、目標は具体的なもののほうが良いと考えられています。例えば「経営を改善する」という項目は目的としては間違いではありませんが、目標としてはあまりにもざっくりとしていて、取るべき手段がわかりにくくなります。方向性に悩んだ時にも目的へと立ち返りづらくなってしまうでしょう。

 

経営の目標として「社会貢献」や「ペットたちが暮らしやすい世界をつくる」といった内容を挙げる方がいますが、これも曖昧な印象です。目的を達成する有効な手段を考えるためにも、目標はやはり極力具体的なものにしましょう。「今年の売上を120%アップする」「新商品を100個売る」など、数字を使った具体的な目標を設けることによって、手段も考えやすくなります。また、目標数字を設けていることで達成度がわかりやすく、モチベーションを保ち続けられるでしょう。

目標は3つ考えておこう

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目的を達成するためには、定期的に目標の達成度を確認しておく必要があります。当然のことながら、目標の達成度が高ければ高いほど、目的達成のゴールも近づいてきます。その目標の達成度を高めるためには、指標を3つおくようにしてください。ここで間違えてはならないのは、目標を3つ別々に設定するのではなく、ひとつの目標に対して3つのゴールを設定することです。

 

わかりやすく説明しましょう。「新商品を100個売る」という最終目標を立てた場合、あわせて「これだけ売れたら及第点」という最低限のゴールと、「これだけ売れたらまあ良いだろう」という中間のゴールを定めておきます。このように幅を設けておくことによって、あなたのやるべきことが明確になるのです。あまりに高い目標をおくとモチベーションが保ちにくいものですが、複数のゴールをおくことでコツコツと努力できるようになります。

目的をつくることが失敗をおそれないマインドをつくる

仕事において目的を常に設定しておくと、自分がすべきことがわかるようになります。たとえ失敗してしまったとしても、目的がはっきりしていればそれに合わせた目標設計ができるようになり、またやり直すことができるのです。結果的に失敗をおそれないマインドが養われて、前向きに仕事に取り組んでいくことができるでしょう。

 

仕事の目的をつくることによって、さまざまな効果を感じられるようになります。目的と目標の違いを理解しつつ、あなたの動物病院にマッチする目的を考えてみてください。そして目的が決まったら必ずスタッフにも共有し、院内全体のモチベーションを高めていきましょう。

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