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今回は信頼性の高い広告の出稿方法の第四弾となります。

ここまでのブログでは、第三者から発信される広報は、企業がお金を出して出稿する広告よりも信頼性が高いとみなされやすいと説明しました。

すなわち、広告でも第三者からの評価が入っているものであれば、それだけで信頼性が高いとみなされる可能性が高いのです。

それでは、広告には誰から得た、どのような意見を入れたら良いのでしょうか。

今回は広告に載せるべき、第三者の声について考えたいと思います。

動物病院の広告だからこそ専門家の意見が有効

私たち獣医師の仕事は動物たちの健康を守り、ケガや病気に悩まされているペットの体調を回復させることにあります。これは獣医師にとって、最重要任務といえるでしょう。そのため、提供する診療サービスや商品には、信頼性が何よりも問われます。このブログでは何度も広告の打ち出し方をお話ししていますが、どんなおしゃれで目立つ広告よりも、信頼性のある広告というものが最も必要とされる業種です。

動物の病状は、専門家である私たちでなければわからないことが多いものです。そのため、広告を出す時にも獣医師であるあなた本人の声を必ず入れるようにしましょう。わずか一言でも、獣医師のコメントがあるだけで、広告を見る人が受ける印象は大きく変わってくるはずです。「国家資格である獣医師免許を持っている医師が言うことだから間違いはない」と感じる人が大半でしょう。

また、トリミングサービスやペット用シャンプーなど、直接動物の診療には関係のないサービスやアイテムだとしても、獣医師が一言アドバイスやおすすめポイントを添えるだけで、飼い主さんは手に取りたいと感じるはずです。ぜひ広告には、あなた自身の一言を書き添えるようにしてください。

広告のうたい文句には注意

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専門家の意見を広告に載せる時にひとつ気をつけたいのが、コメントの内容です。以前もブログでお伝えしましたが、「絶対に痩せる」「必ず効果が出る」など、言い切るようなうたい文句は、景品表示法などの法律に違反するおそれがあります。そのため、こういった言い回しは避けるようにしましょう。

他にも医薬品系の商品によく使われる表現として、

  • 「〇〇病の治療に」
  • 「〇〇病の改善に」
  • 「〇〇の症状を和らげられる」

などがありますが、これらもNGです。

また、獣医師であればご存知かと思いますが、ペットフードやサプリメントは医薬品ではありません。それにもかかわらず、「動物用医療品」などといった文言で宣伝するのはNGです。お墨付きを入れるのであれば、「獣医師監修」「ワンちゃんの健康な体をつくる〇〇使用」といったフレーズを使うようにしましょう。

第三者からのお墨付きを入れても良し

たとえ動物の専門家であるあなたの推薦文を広告に採用したとしても、「販売元の獣医師だから、商品を良いふうに言っているのだろう」と、捉えられることがあるかもしれません。さらに広告の信頼性を高めるのであれば、あなたの動物病院とは直接関係がない、第三者からの推薦文を入れてみると良いでしょう。客観的な評価を載せることで、商売っ気がなくなって、押し付けている印象がありません。

もし、あなたの周りに業界内の権威と言われる人や、多くの資格を取得している人がいれば、その人に頼んで推薦文を書いてもらうと良いでしょう。また、その人の推薦文を紹介する際には、必ず推薦文を書いてくれたのがどのような人で、どのような経歴・資格を持っているのか、プロフィールを載せるようにしてください。「こんなにすごい人が勧めているのだから、きっと間違いはないだろう」と、商品を手に取ってくれるのかもしれません。

推薦文だけではなくアドバイスも入れる

「この商品はすごい」というおなじみの文言は、ペットを飼っている人であれば、ある程度誰でも言えることです。せっかく専門家のお墨付きを広告に載せるのであれば、推薦文だけではなく、専門家だからこそわかる豆知識を合わせて紹介すると良いでしょう。例えば商品の効果的な使い方や、効果が見られない時の対処法、また使用するときの注意点などです。

具体的な使い方をイメージさせてくれる広告に、消費者は惹かれるものです。また、豆知識を知ったことでお得な気分になり、「せっかくだからひとつ購入してみようかな」と、思ってもらえるかもしれません。専門家の意見をフルに活かした広告を考えてみてください。

最近は医療系のメディアでも、実際の医師が監修していたり、専門家によるコメントが入っていたりするものが目立ちます。やはりこのようなメディアは信頼性が高く、困ったときには定期的に閲覧したくなるものです。広告もそれと同じで、専門家の意見を差し込むことで、宣伝する商品がグッと魅力的に見えていくことでしょう。 

 

 

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