turned-on MacBookコロナ禍によるおうち時間の増加で、ネットショッピングをする人がものすごい勢いで増加していると聞きます。この時流にのって、動物病院でもWeb広告やオンラインショップの出稿や開設を検討してみると良いのではないでしょうか。

しかし、Web広告は気軽に出稿できる代わりに意外と難しく、出稿した割に効果が得られないという声もよく聞きます。飼い主さんに購買行動を起こしてもらうためには、どのような工夫を心がけたらよいのでしょうか。今回はWeb広告の作り方について考えてみたいと思います。

まずこれだけは知っておきたいWeb広告の専門用語 

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初めてWeb広告を出稿する場合、これまで聞いたことがない言葉に出会う機会が多々あります。私たちは広告の専門家ではありませんので、必ずしもすべての言葉を覚えておく必要はありません。しかし、広告効果を測定するために最低限知っておきたい言葉は少なからず存在します。まずはそちらをご紹介します。

  • インプレッション数(Imp)…広告が実際に表示された回数
  • クリック率(CTR)…広告の表示回数に対してクリックされた回数
  • クリック単価(CPC)…1クリック当たりの広告費
  • コンバージョン率(CVR)…商品の購入、サービスの申込み、資料請求などの目的達成率
  • コンバージョン単価(CPA)…1件のコンバージョンを達成するのにかかったコスト

です。コンバージョンを上げていくためには、広告内容を工夫して飼い主さんを行動に導かなければなりません。行動喚起はWeb広告業界で「CTA(Call To Action)」と呼ばれていて、広告効果を上げる肝になっています。

それではこのCTAを上げるためには、Web広告にどのような工夫を施せばよいのでしょうか。ポイントを紹介していきます。

Web広告のボタンの設定ポイント

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①ボタンの数は最小限にする

あなたが出稿するWeb広告の最終的な目的は何ですか?商品の購入、サービスの申し込み、または資料請求かもしれませんね。どんなに良い画像やキャッチフレーズを採用したとしても、飼い主さんからのアクションがなければ、無意味なものになってしまいます。

そのため、効果がはっきりとわかる「購入」や「申込」ボタンは、明確に設置しなければなりません。その商品やサービスが欲しいと思った飼い主さんがすぐに行動を起こせるように、ボタンの存在を目立たせましょう。赤や青といった、わかりやすいカラーのボタンを設定したり、「購入はこちら」と大きな文字を打ったりすると、すぐに気づいてもらえます。

また、長文のコラムやブログ内に購入導線を置く時には複数のボタンを設置して、「欲しい」と思った瞬間に、行動を起こせるようにしておきましょう。商品を説明する直前や直後にボタンを置くと効果的です。

ただし、複数種類のボタンを設けることはおすすめできません。購入と資料請求のボタンを別々にすると複雑な印象になり、飼い主さんが離脱してしまう可能性が高いためです。Web 広告に設置するボタンは一種類のみにしましょう。

②メリットをわかりやすく提示する

昨今は情報漏洩のトラブルが多く、飼い主さんもそう簡単にWeb広告のボタンを押さなくなってきています。Web広告の信頼性が薄いようであれば、当然のことながら広告効果を期待できません。

CTAを上げるためには、まずはWeb広告の信頼性を高めることから始めましょう。PRする商品やサービスに信頼性を感じられるような説明を心がけてください。また、購入することでどのようなメリットが得られるのか、また今購入しなければならない理由などについても説明するようにしてください。

③ボタンの形状を工夫する

Web広告のボタンの形状はさまざまで、長方形の一般的なものからポップな丸形・丸角形などがあります。信頼性が問われる動物病院のアイテムを勧めるときには、信頼性が感じられる長方形のフォルムがおすすめです。ただし、やさしいイメージや遊び心を感じさせたい時には丸形を使うのも良いでしょう。色のイメージと合わせることも重要です。 

④クリックできることを伝える

画像や動画に紛れてしまい、クリックできるものと認識されないボタンもあります。それがボタンであり、購入動線であることを知らせるためには、ボタンの色味にグラデーションを付けたり、文字を立体的にしたりして、アクティブな印象を与えましょう。こういった工夫によって、飼い主さんはボタンの存在に気づいてくれるはずです。

私たちが普段目にしているWeb広告も、ボタンの設置方法にはかなりこだわっているはずです。重要な購入導線であるWeb広告のボタンについて、一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。些細な違いに思えますが、少し変えるだけで驚くほどコンバージョン率が変わってくることがあるものです。

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