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前回のブログでは、競合他社の広告を参考にする大切さをお伝えしました。

今回はその延長として、他社で良いと思った広告の分析方法についてお話したいと思います。

何となく「良いな」と思った広告でも、なぜその広告が良いのか、またどのようにしてあなたの動物病院の広告に取りいれるべきかを分かっていなければ、参考にした意味がありません。

あなたの動物病院の広告に活かすためには、他社の広告の良いところを説明できるようになるまで、徹底的に分析しましょう。

今回は広告の分析方法と目の付けどころについてお話しします。

本当に参考になる広告の見つけ方とは

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他社の広告を分析する際には、まずあなたの動物病院にとって、本当に参考になりそうな広告を見つけなければなりません。できれば同じ動物病院の広告が望ましいものですが、異業種でもレイアウトやテキストの参考にできる広告が多々存在します。反対に、同業種であっても方向性が異なる動物病院であれば、広告が何の参考にもならないことも。あなたの動物病院にとって良いお手本となりそうな広告を見つけるには、大きく分けて以下の3つの方法があります。

  • 自分で参考になりそうな広告をリサーチする
  • 広告代理店などの専門業者に依頼をしてリサーチしてもらう
  • その他のリサーチ専門会社やスタッフに探してもらう

自分でリサーチすると安上がりですが、どうしても探し方が一辺倒になり、同じような広告しか出てこないことも。その点、プロであれば、あなたの理想のイメージを伝えて、それに合致する広告を幅広いジャンルの中から探してもらえます。また、スタッフやリサーチ会社は広告のプロではありませんが、さまざまな方向性から良い広告を見つけてもらえるでしょう。まずは広告の検索方針を固めることで、参考事例を見つけやすくなるはずです。 

広告の構造の読み解き方

black and white street sign

あなたの動物病院の参考になるような広告が無事に見つかったとしましょう。その広告を見て、ただなんとなく「格好良いな」「サービスの内容が分かりやすいな」といった感想で終えてしまうのは、分析が浅いと言わざるを得ません。高品質で訴求力の高い広告を打ち出すためには、その広告がどのような目的で作られていて、どのようなターゲットを狙っているのかをきちんと説明できるようになるまで、とことん分析しましょう。ここでは分析しておきたい3つのポイントを紹介します。 

広告出稿の意図

良いと思った広告は、どのようにして広告を出しているのでしょうか。基本的には以下の3つのいずれかに分類されます。

  1. インターネット広告
  2. マス広告
  3. セールスプロモーション広告

インターネット広告とは、ネットのいたるところに出てくる広告で、代表的なものとしてはバナー広告が挙げられます。過去の分析をもとにターゲットを細かく絞り込めるところはインターネット広告のメリットであり、広告の内容もターゲットにダイレクトな訴求ができるものがほとんどです。

マス広告はテレビや雑誌、ラジオ、新聞など、不特定多数が目にする広告です。この場合、多くの人が好感を抱きやすいもの、例えば動物や子どもといった要素を取り入れているケースが多々あります。

セールスプロモーション広告は交通機関や街の看板に貼られている広告などを指します。マス広告よりもターゲットが絞り込める上に、その地域の人が多く目にするため、エリアを限定したい時におすすめです。また、インターネットをあまり使用しない高齢者をターゲットにする広告を打つときにも理想的とされています。

参考にする広告がどのタイプであるかを明確にすることで、あなたの動物病院が打つべき広告の種類が見えてきます。

広告の最終的な目的

自社の商品やサービスの購入が最終的な目標であることに変わりはありませんが、さらに分析すると、何をしてほしいのかがわかるはずです。

例えばアクセス情報の記載があれば、「まずは自社に来店して欲しい」という出稿者の意図をくみ取れますし、キャンペーン期間の記載があれば「まずはキャンペーンを利用して欲しいんだな」とわかりますよね。

スペースに限りがある広告で、あなたの動物病院の魅力をすべて伝えるのは難しいです。そこでアピールできるポイントを絞りましょう。参考にする広告では何を一番にアピールしているのかを分析できれば、あなたの動物病院の広告に応用できます。

広告のレイアウト

最後に参考にしていただきたいのが、他社広告のレイアウトです。色遣いや画像とテキストのバランス、フォントなど全体の構造を分析することで、どのようなレイアウトが見やすいのかを理解できます。最初はそのままレイアウトを拝借して、文字や画像だけを変えても構いません。その後、徐々にあなたの動物病院のテイストに寄せていきましょう。

広告を制作するときには、何らかの意図がそこには込められているはずです。それを分析することで、飼い主さんに訴求しやすい広告のポイントがわかってくるはずです。まずはたくさんの広告を目にして、良いものを見極められる目を養うことをおすすめします。

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