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紙でも画像でも動画でも、動物病院の広告を制作しようと思ったときに、何よりも重要視したいのが「キャッチコピー」です。

動物病院の魅力を端的に一言で表したキャッチコピーは、広告デザインよりも重視される傾向にあります。

広告と言えばビジュアルがものを言うイメージがありますが、決してそのようなことはありません。

今回は動物病院の広告におけるキャッチコピーの重要性についてお話したいと思います。

キャッチコピーの意義と重要性

キャッチコピーとよく似た言葉に「キャッチフレーズ」や「ヘッドライン」がありますが、いずれも大きな違いはありません。いずれも一行程度の短文で相手の心をとらえるコピーが求められます。

キャッチコピーが必要とされる理由はいくつかあります。まずは見る人に大きなインパクトを与えるため。どんなに素晴らしい商品であったとしても、人はいきなり長文の商品説明文を読みたいとは思いません。それも商品の魅力を端的に表したキャッチフレーズを冒頭に置いておけば、興味を持った人が「説明文も読んでみようかな」と思うものです。このように掴みとして、キャッチコピーは必須と言えます。

また、オリジナルのキャッチコピーを考えることで、同業他社と差別化を図ることができます。動物病院は似たような印象の施設も多く、よほど詳しい人でない限り「どこも同じだから、自宅から一番近い病院にしよう」と思われてしまいがちです。それもあなたの動物病院の個性を広告でアピールすることによって、印象に残りやすくなるのです。見る人もキャッチコピーに何度か触れることによって親近感や共感を覚え、動物病院に足を運んでもらいやすくなります。

すぐれたキャッチコピーであればあるほど耳に残りやすいということは、有名な広告のキャッチコピーを見ればおわかりかと思います。広告をデザインする際には、ビジュアルはさることながら、キャッチコピーにも力を入れて考えるようにしてください。

キャッチコピーはまず動物病院の経営者自身が考えてみよう

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バブルの時代には「キャッチコピー一行100万円」と言われることがあるほど、すぐれたコピーライターがあがめられていました。今でもプロのコピーライターが考える優れたキャッチコピーは、芸術と言っても過言ではありません。しかし、動物病院のキャッチコピーはまず経営者であるあなた自身が考えるべきだと私は確信しています。

なぜでしょうか。答えはあなたの動物病院の魅力は、あなた自身がもっとも良く知っているからです。診療サービス、商品、ホスピタリティ、外観や立地など、動物病院にはさまざまな特徴があるかと思いますが、そのなかでもあなたがもっとも強調したいものは何でしょうか。それを明確化することが、良いキャッチコピーを考える第一歩です。いくつか動物病院の特徴をピックアップして、言い回しを変えたり、言葉の順番を入れ替えたりしてしっくりくるコピーを考えましょう。

さらにこのときには、動物病院のターゲットを意識して考えるようにしてください。女性向けの施設であれば、柔らかいフレーズのほうが受け入れられる傾向にありますし、高級感のある動物病院であれば、横文字を使用したほうがスタイリッシュな印象になります。

 

どうしても良いコピーが思い浮かばないのであれば、広告代理店などのプロのコピーライターに依頼するのもひとつの手です。ただし、その場合もすべて丸投げするのではなく、理想的なキャッチコピーや動物病院のイメージを詳細に伝えましょう。綿密な打ち合わせをすることで、あなたの動物病院にしっくりくるキャッチコピーが仕上がってきます。

考えておきたいキャッチコピーはふたつ

キャッチコピーは大きく分けてイメージキャッチコピーとセールスキャッチコピーのふたつがあります。前者はあなたの動物病院のブランドイメージをつくり出すためのもの、後者は見た人に何らかのアクションを起こしてもらうことを目的としたコピーです。

 

代表的なイメージキャッチコピーとしては

「そうだ、京都行こう」

「セブンイレブン、いい気分」

「レッドブル、翼を預ける」

などが挙げられます。

 

一方のセールスキャッチコピーでは

「今だけ無料」

「キャンペーン実施中」

「お得な情報満載」

などがあります。

 

2種類のコピーを考えておくと、動物病院のブランディングと販促活動の両方に使えるようになります。ぜひこの2つを考えておくようにしてください。

 

今回のブログからキャッチコピーの重要性を理解いただけたかと思います。キャッチコピーを決めて広告を制作するときには、フォントや大きさにもこだわって一所懸命考えたコピーを際立たせましょう。そしてキャッチコピーは何度も口に出して、スタッフはもちろん、一人でも多くの飼い主さんに覚えてもらえるように努めてください。認知度が高まれば高まるほど、キャッチコピーの輝きは増していきます。

 

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